今回は「狐と鶴のご馳走」です

今回は、
『狐と鶴のご馳走』です。
意地悪なキツネがツルを招待してご馳走を振る舞いました。
平たい皿に出された料理を長いツチバシのツルは食べることが出来ません。
それを見てキツネは笑います。
後日、ツルがお礼にと言ってキツネを招待しました。
長い器に出された料理を長いクチバシのないキツネは食べることが出来ませんでした。
キツネは悲しい気持ちになります。
そこでキツネは自分がした意地悪がどんなに嫌なことだったかを知り、反省することが出来ました。
そんなつもりでなくても、ただふざけていただけでも、軽い冗談のつもりでいただけでも、誰かを嫌な気持ちにさせてしまうことがあります。
イジメをした人が、
ふざけていた、
と言うのを聞いたことがありますよね。
同じことをされたとき、どういう気持ちになったか、それが答えではないでしょうか。
そう思うと、簡単に「君の気持ちはよくわかるよ、」などと言えないと感じました。
きっと、同じ気持ちになれないかもしれないけれど、わかろうとする気持ちが大切なんでしょうね。
誰かを傷つけたとき、仕返しされることもあり得ます。
たとえ仕返しがなくても、相手が嫌がるかもしれないと思うことは、するべきではないと子ども達に伝えていきたいと思います。
自分は嫌がることをしたことを知っているのですから。
もう一つ、相手がどういう状況なのか、気がつける人間になりたいですね。
「気配り」が出来るように。
ぜひ、お子さんとお話をしてみてください。