絵本の活用「ライオンとネズミ」

今回は
『ライオンとネズミ』です。
ある日、ライオンに捕まったネズミが恩返しを約束に命乞いをしました。ライオンは恩返しと聞いて笑いましたが逃してあげました。
後日、人間に捕まっていたライオンの前にあのネズミが現れて縄を噛み切り、約束通り恩返しをしました。
ネズミは言いました。『私に恩返しなんて出来ないと笑っていましたが、私にもこうして助けることが出来るのです』
ライオンはネズミに恩返しが出来ると思っていませんでした。
なぜ、そう思ってたのでしょうか?
ライオンはネズミのような弱い存在が自分のような強い者の助けになることはないと思っていました。
自分より能力が劣っていると相手をみくびる人がいます。
しかし、人の能力は一つ二つで比べれるものではないとこのお話でよくわかります。
さまざまな力が一人一人にあるのですね。
そして、
強い人にだって助けが必要なことがあります。
例えば歴史に名を残している偉人にも支えている人がいて、一人ではないと知らされます。
周りに支えてもらっていることをいつも忘れずにいたいと思います。
そして、どんな小さな親切でも自分の宝物になるのだと子ども達には知ってもらいたいと思います。
こちらには小さなことでも相手にとってはとても助かることかもしれません。
親切は期待することではありませんが、自分が親切にしたことで人に助けてもらえることもあるのです。
また、
恩返しがなくても、自分の心の中の宝物になるのです。
さいごに、
人に親切にすることは、自分が無理をしてすることではないということも覚えていて欲しいと思います。
親切にすることで身を滅ぼしてしまうことのないように。