絵本の活用「一寸法師」

今回の絵本は
『一寸法師』です。
日本の昔話の代表的な作品ですよね。
小さな小さな一寸法師は立派な人になるために都に向かいます。
仕事をもらい、仕えたご主人様のために働きます。
ある日お姫様が鬼に襲われ、一寸法師は戦います。
戦いに勝った一寸法師は鬼の忘れた打出の小槌で大きくなり、立派な青年になりました。
私がこのお話で注目してもらいたいのは、一寸法師の前向きな"出来る!"という考えです。
都に行くことも、都で働くことも、鬼と戦うことも、自分には無理だと考えてないように感じます。
皆さんはどうですか?
鬼と戦うなんてとても勝てそうにないですが、もしも戦うならと作戦を考えてみると出来そうな方法が出てくると思います。
出てくると、勝てる確率が高くなった訳ですね。 
自分が出来ると信じる気持ちは歩みのエネルギーになるものです。
ダメだと思っていると進む車もガソリン不足で進まなくなる。
鬼と戦うことなんてないけれど、武井壮さんのように百獣の王と戦うイメージをして自分に力を与えているように、エネルギーチャージが出来るな時間が持ててほしいと思います。
そして、
もしも一寸法師の大きさだったら何をするか?
犬の背中に乗って散歩したり、アイスクリームの中を泳いだり、人の入れない場所を探検してみたり。
想像は発見や制作などにも必要な力になります。
例えば、
スパイダーマンはクモになると出来ることをしていますよね。
発明器具があれば本当に出来るかもしれません。
ワクワクしませんか?
子ども達の豊かな発想を引き出す時間をぜひ作ってあげてほしいと思います。