絵本の活用「おじさんの傘」

今回は
『おじさんのかさ』を選ばせていただきました🤗
おじさんの傘はとっても立派な傘で、おじさんはいつも持ち歩いていました。
雨が降ると雨宿りしたり人の傘に入れてもらったり、ひどい雨の日には家から出ません。
傘が濡れるからです。
ある日、おじさんは雨の中を傘をさして楽しそうに歌いながら帰る子どもを見て、雨の中、傘を開いたのでした。
大切に大切にされていた傘。
しかし、その傘の本当の素晴らしさは、傘の本来の役割を果たした時にあったのではないのでしょうか。
おじさんは傘を開いてから、大きく変化しました。
それを子ども達に考えてもらうと物の使い方の学びになると思います。
例えば、傘で何かを叩いたりして遊ぶ子どもを見かけたことがあります。
新しい使い方を発見することは素晴らしいことですが、本来の使い方が出来なくなる使い方はして欲しくないですよね。
本来の使い方には、その物が作られた先人の知恵がたくさん詰まっていて、素晴らしい伝統であることが多くあるのです。
おじさんも傘を広げてみて、より傘が好きになったはず。
たとえ汚れようとも。
そして、この機会に、買ったままやもらったままの物を見つけて使ってみてはどうでしょうか。
無駄になっていた物が活躍をしてくれるのです。
無駄にしない心が育ってくれると嬉しいです。