絵本の活用「三匹のこぶた」

今回選んだ絵本は
『三匹のこぶた』です。
お母さんに言われて自分で家を建てることになったこぶたの兄弟。
早く簡単に済ませた藁の家や木の枝で作った家は腹ぺこオオカミにすぐに壊されてしまいました。
レンガで丁寧に時間をかけて作ったこぶたの家は頑丈で、オオカミが入ることも出来ずにこぶたの勝利で終わります。
時間をかけて積み上げてきたものの強さを教えてもらえる物語です。
形に見えるものだけではなく、長く経験を積み上げてきたことや努力してきたことは、しっかり記憶や身体に残り、少し経験した人とは大きな違いがある、自分を守る力になってくれるということを子ども達に知っていてもらいたいですね。
お話をしてみて、自分はどんなことを頑張ってみたいか考えてもらう時間を作ってみてはどうでしょうか?
たとえ、それが実行できずにいたとしても、カッコいい自分を想像してもらうことは自己肯定感を高めることに繋がります。
そして、もう一つ。
もしかしたら危険なことがあるかも、と考えておくことをおすすめしたいと思います。
明るい場所でも誘拐されたり、迷子になってしまうことがないとは限りません。
川が増水したり、地震が起きたり、天災も急に起こります。
もしもの時のことをお話してもらう時間になれば、自己防衛の力も育てることが出来ます。
ぜひ、子ども達と考えてみてください。